【レオン選手は怪物級の化け物】バレーボールポーランド代表OH(レフト)の人生とプレーを調査

バレーボール選手

オリンピックが最終戦にかかってきていますね。

決勝はポーランドvsフランス。3セット目は23点までいくものの、惜しくも敗れてしまったポーランド!

そんな中、アウトサイドヒッター(OH)でレフトを務めるウィルフレド・レオン選手について調べてみました!

レオン選手のプロフィール

プロフィール

本名:ウィルフレド・レオン・ベネロ(Wilfredo León Venero)

生年月日:1993年7月31日(2024年8月現在31歳)

出身地:サンティアーゴ・デ・クーバ

身長:201cm

体重:85kg

利き手:右

スパイク最高到達点:385cm

ブロック最高到達点:345cm

所属チーム:Bogdanka LUK Lublin

第一姓は(父の姓)レオン、第二姓(母の姓)ベネロです。

キューバ出身で現在はポーランドのバレーボール選手

人生『苦労があってこその世界最高峰の選手』

14歳『キューバ代表入り』

2008年に当時のキューバ代表監督オルランド・サムエルスの目にとまり、シニアのキューバ代表入りを果たす。

北京五輪最終予選の代表メンバーに選出され、同年5月にドイツで開催されたデュッセルドルフ・ラウンドに出場

15歳『ワールドリーグ、ベストサーバー賞』

2009年ワールドリーグでレギュラーの座を勝ち取り、ベストサーバー賞を受賞

また、北中米選手権では優勝に貢献し、MVP、ベストスパイカー賞、ライジングスター賞を受賞

ジュニア世界選手権では決勝でブラジルにフルセットの末に敗れたものの、1987年大会以来22年ぶりの銀メダル獲得に貢献

16歳『現役高校生でのワールドグラウンドチャンピオンズカップ』

現役高校生で注目を浴びた2009年ワールドグラウンドチャンピオンズカップでは、銀メダルに貢献

この大会の日本戦ではキューバがユニフォームを間違えて日本と同色の赤を着用し、試合中に宿泊先のホテルに別色の青のユニフォームを取りに行かせるというアクシデントがあり、第2セット終了後に着替えたもののレオンのユニフォームだけがなかったため、第3セットはベンチに入れないという珍事が起こったそうです。

2010年4月、ユース北中米選手権で優勝。

ユースオリンピック出場権を獲得するとともに、MVP、ベストスコアラー賞、ベストスパイカー賞を受賞

8月シンガポールユースオリンピックでは金メダル獲得に貢献

決勝のアルゼンチン戦でキューバの総得点の3分の1以上を占める大量の35得点を挙げるなどの快挙を成し遂げている

また、世界選手権では最若年キャプテンとしてチームを率いり、銀メダル獲得に貢献している。

21歳『ロシアに移籍』

2013年にキューバ代表に終わりを告げ、2014年にロシア・スーパーリーグのゼニト・ガザン(Zenit Kazan)へ移籍し、2015年の欧州チャンピオンズリーグでは優勝に貢献

MVPを受賞

22歳『ポーランドに帰化』

最愛のガールフレンド(現在の妻であるマルゴジャータ・レオンがいたことと、ポーランドの国民がバレーを愛しているということが理由で帰化することを決意

2015年7月14日ポーランドの市民権を取得

バレーボールのことも、奥さんのことも心から愛しているのが分かるとっても素敵な理由ですね!!

26歳頃『ポーランド選手として五輪』

2019年からポーランド代表として活躍

2021年、東京五輪では、ポーランドの選手として出場したが、健闘したものの5位という結果に。

帰化してから代表選手になるまで数年かかったそうです。

その国の代表になるというのは簡単なことではなく、代表になるまでにとても時間と労力を使っているようです。疑問を訴える選手いたりもいるそうです。

人の考え方はそれぞれですし、代表に慣れなかった選手の気持ちもあるとは思います。

ただ、出身や国家を変えることはできないなか、バレーボーラーとして、バレーボールを愛し、ひたむきに練習して代表を勝ち取っていることは確かなのではないでしょか。

29歳『膝の怪我により欠場』

コロナウィルスの影響もありましたが、2022年は膝の不調となり、先々の試合のため、世界大会は全て欠場していました。

秋のイタリアリーグでは、着地の時に足を滑らせ転倒。

頭を強打して倒れ、メディカルスタッフがコート内に入ってきて数分間試合がストップしたこともあります。

この年は、怪我の年だったのだと思います。そんな年に、出たい気持ちを抑えて、先を見据えて休憩を取ったのは現在からみると間違いじゃなかった気がしますね。

30歳『ネーションズリーグ優勝』

怪我から戻ったレオン選手は、2023年のネーションズリーグ、晴れてポーランドは優勝

ヨーロッパ選手権でも2度の優勝と大会MVP受賞

ヨーロッパ選手権では、ランダ代表のニミル選手が世界記録となった時速137キロを放った4日後…9月5日、デンマーク戦にて時速138キロと世界記録を塗りかえた!!!

2024年パリ五輪では、ポーランドの準優勝に貢献した。

レオンの正体
いかついサーブ

世界記録の時速138キロのサーブとはどのようなものなのでしょうか?

過去にレオン選手の130kmのサーブを受けた日本代表の大塚選手は、「あのサーブはいかつかった」と話しています。

また、SNSでは『鉄砲みたい』『怖すぎ』『普通に当たったら痛そう』なんて声もよくあがっています。

テレビ越しでみてもボールが速すぎてたまに見えないのに、あれを生で感じたら見えない以前に怖そうなのは間違いないです。

パリ五輪の決勝も、レオンのサーブが走ったらポーランドは優勝、とまで言われている程です。

15歳の時点でベストサーバー賞の受賞経験があるくらいですから、昔からすごかったんだと思います。

エグいスパイク

サーブのみではなく、当たり前ですが、スパイクも他の人の非ではないです。

これもまた、ベストスパイカー賞の受賞経験がありますし、世界一の守護神とも呼ばれる日本代表の山本選手がインタビューでNO.1アタッカーは?と聞かれ

レフトのレオンは取れる取れないの前にまじでエグい

と即答するほどです。

確かに、バックアタックをノーブロックで打つとアタックラインより前に打てるくらいですもんね…

バックアタックでアタックライン前ってありえるんだ…と本気で思います…

※バックアタックとは後衛にいる選手がアタックラインよりも後ろから打つスパイクのことです。

プレーを見ていくと、大体日本の選手のブロックが最高到達点につく前にボールがブロックを過ぎているので、そりゃブロックの意味ないというか…

セッターとのトスが合っているからこそというのもあると思いますが、まず、【手の振り→手に当たってからのボールの速度】が他の選手とはまるで違うのが見ててもわかります。

一途な性格

紳士的なことから、日本でもレオン選手が好きな人が多いです。

愛する人のために愛するバレーのために帰化するくらいの人なので、一途で素敵な人なのだと思います。

また、どんなポーランド戦を見ていても分かると思いますが、レオン選手にボールがかなり集まります。

と言うことは、相手からマークされているはず…それに関わらず、しっかり決める。

精神的にもすごく強いと思いますし、責任感もあり、厳しい状況でも頑張れる努力が出来るそんな人なんだと思います。

まとめ

レオン選手は、化け物みるならレオンと言われるほどバレー界では偉人です。

『世界最高峰』『レジェンド』『神』『怪物』なんて言われてもいます。

そんなレオン選手の経歴やプレーについて書きましたが、調べれば調べるほど、人柄もよく、日本でも応援される理由がわかります。

また、若き頃から様々な大会で様々な賞を受賞をし、キャプテンも務めるなどさすがという言葉につきるかと思います。

とはいえ、苦労もたくさんあったと思いますし、怪我からの復帰も簡単なことではないと思います。

そんな選手をバレーボーラーとしては、生きているうちに一度は生で見てみたいなあと思いました!

オリンピック決勝戦は惜しくもフランスに負けてしまいましたが、この悔しさをバネにまた強くなるのではないでしょうか。今後の試合も楽しみです。

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