ボール2種類なぜ交互?バレーのボールを比較!それぞれの特性を徹底レポ!

バレーボール

今日はバレーボールにかかせない、ボールについて書きたいと思います。

ボールは昔から2種類のメーカーから出ていて、それがMIKASAとmoltenです。

2019年4月10日から新デザインに変わりました。

moltenが写真の上から下に。

MIKASAは写真の1枚目から2枚目に。そして近年2枚目の上から下に変わりました。

余談ではありますが、ママさんバレーでは白ボールからmoltenに変わった地域が多いと思います。

公式に出ている重さや素材

国際バレーボール連盟(FIVB)公認球/高校・大学・一般のボールで

MIKASA

直径:約21㎝/重量:約270g/素材:人工皮革/推奨内圧:0.3(kgf/㎠)

molten

直径:約21㎝/重量:約270g/素材:人工皮革/推奨内圧:0.3(kgf/㎠)

実は全く一緒です。

2つとも特徴として公式からあげられているものも、「コントロール性が高くなるようにボールの飛行軌道を安定させる新技術」と同じです。

違うとすればパネルの数がMIKASAは8枚、moltenは18枚の違いだと思います。

変わるのはボールのサイズが変わった際に変わります。サイズの種類は3種類です。

4号軽量球(主に小学生向け)

直径:約20㎝/重量:約210g

4号球(主に中学生、ママさん向け)

直径:約20㎝/重量:約250g

4号球の2つは大きさは変わらず、重さのみ変わります

あとは上記の高校・大学・一般で使用されている5号球です。

どれがどこで使用されている?

2019年に新デザインに移行されてからは、Vリーグでは男女に1年ずつ交互に使用されています。学生の大会も同じです。

違うとしたら地域による個人が主催の大会です。これは主催者の好み、こだわりによって変わるので、公式とは異なるときがあると思います。

感覚的では、個人主催の大会でも、男女別の大会はその時のVリーグに合わせてボールが変わり、男女混合の大会ではmoltenが多く見られます。

これはオフィシャルのメーカーが2社というところから公平に使用されるよう、1年ずつ交互になっているそうです。

年ごとに変わると言うことは学校等も2種類のボールを同じ数購入しなければならないので、金銭的にはあまり嬉しいことではない気がします…。

実際に使用してみての違い

感覚ではありますが、男女別の大会では、公式と同じ種類のボールを使用し、男女混合の大会ではmoltenの

ここからは実際に2種類使用してみて個人的や一般的に言われている違いについてです。

重さ

実際の重さは同じですが、アタックやサーブ、衝撃が加わると圧倒的にmoltenの方が重く感じます

ボールのはね方

moltenの方がよく飛び、よくはねます

MIKASAはボール自体に衝撃を抑える仕組みがなされているためあまりはねません。

変化量やコントロール

MIKASAは芯を捉えやすく、コントロールしやすいです。

変化としてはサーブなんかは軽くて上に浮いてくるイメージです。

なのでボールの落下地点にいたと思っても、レシーブが腕ではなく、胸の位置にあたるなんてこともあり、落下地点の予測も難しく、アウトボールに触れてしまうなんてことも多い気がします。

一方、moltenはコントロールはしにくいものの、うまく当たれば下や横に大きく変化するイメージです。

先ほど重さの部分で衝撃が当たると重くなる感じがするというのもあり、変化が加わると落下地点にいてもボールをはじいてうまくレシーブできないなんてことが多い気がします。

感触

MIKASAは表面が堅くツルツルしていて、冬場だと腕や手が痛いです。また、ボールをたたく際にぺチッと音が鳴るのも特徴的です。

ツルツルしているのもあって、汗の影響も大きく、汗がボールの表面につくと滑ります

レシーブというよりかはトスを上げる際に手とボールが滑り、ドリブルと言った失点プレーにも繋がるため、夏場はセッターがこのボールを嫌がることもあります。

moltenはふわふわしていて、痛い感じがしません。

しかしそのふわふわな生地からか、汗がつくと吸収されて重くなります。

まとめ

公式で出されている情報ではほとんど変わりの無い2種類のボールですが、実際に使用してみると全然違うことがわかります。

日本国内ではmoltenが人気で私の地域の社会人バレーはほぼ全部がmoltenです。

一方で世界的にはMIKASAが人気と言われています。

正直変化量や重さの感じ方等、その人のプレースタイルによると思いますので「好み」。この言葉に尽きる思います。

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